相場の福の神ブログ

まいど、相場の福の神こと藤本です。株式投資に関する様々な情報を発信しています。

2016/04/18日刊ゲンダイ「今週の爆騰株」アース製薬(4985)東証1部 今年の夏は「ゴキブリ退治」が大人気?

まいど、藤本です。日刊ゲンダイに毎週月曜日連載中の「今週の爆騰株」2016年4月18日掲載分のバックナンバーです。

第69回 今年の夏は「ゴキブリ退治」が大人気?

先週は、円高一服から円安方向に振れたことと、原油高・海外株高となったことで、一気に買い戻しが入り、日経平均株価は急回復しました。
先週ご紹介の真田丸銘柄の中本パックス(7811 東証2部)は、14日に来期の大幅増配を発表し大幅高しました。やはり、波乱相場には真田丸銘柄は強かったですね。
 今回ご紹介するのは、大塚製薬グループ傘下の殺虫剤のトップメーカーアース製薬(4985 東証1部 投資金額約46万円)です。
積極的なM&A戦略をとっており、入浴剤のバスクリン、防虫剤・消臭剤の白元を傘下に入れています。殺虫剤では、6割弱のシェアを持つ圧倒的なトップ企業。積極的なM&Aのコスト負担などで、2年連続減益となっており、昨年は業績の下方修正も行っています。
今期は、買収した白元アースを黒字化し、新製品発売による増収と、返品率抑制によって、大幅な収益改善となる予定です。
 今年の新製品は、業界初の画期的な合成殺虫成分が入っていないゴキブリの駆除剤を2つ発売する予定です。ひとつは食器棚などに置く「天然ハーブのゴキブリよけ」。もうひとつは、スプレータイプの「凍らすジェット ゴキブリ秒殺」です。凍らすタイプの既存製品はありましたが、凍らしても復活する可能性があります。しかし、新製品では、天然成分ハッカ油でゴキブリを殺虫します。この2製品をナチュラル+アースで「ナチュラス」と名づけて、大々的に売り出す予定です。
火星に放たれた結果、人類へと進化したゴキブリ「テラフォーマー」と、それを駆除するために特殊な手術を施された人間との戦いを描いた累計発行部数1500万部を超える大人気SF漫画の『テラフォーマーズ』の実写映画が、伊藤英明武井咲山下智久の豪華キャストで、GWに公開予定です。この映画とタイアップしたアース製薬のテレビCMなどが、ガンガン放映される予定です。
 通常のスプレータイプのゴキブリ殺虫剤が700円前後なのに、新製品は1500円前後で販売します。子供のいる家庭や、環境に配慮する方に大ヒットしそうな新商品です。
この新製品・映画のプロモーションがまもなく始まるので、話題になる前に仕込むのが狙い目になりそうです。
※本コラムは筆者個人の見解となります。「オールアバウト」の株式ガイドを担当中
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投資のプロが実践! 株で儲ける日経新聞の読み方

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